名古屋黒紋付染とは|見分け方・産地・売る前に確かめたいこと

名古屋黒紋付染とは 産地と品目から調べる

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名古屋黒紋付染(なごやくろもんつきぞめ)は、愛知県でつくられる染色品です。主要製造地域は名古屋市、西尾市。昭和58年4月27日に伝統的工芸品に指定され、主な製品は着物地、羽織です。

帯の展示
帯の展示 写真:Bruno Cordioli from Milano, Italy(CC BY 2.0、ウィキメディア・コモンズ)
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名古屋黒紋付染と名乗れる条件

経済産業大臣の告示で決められた、伝統的工芸品の条件です(文言は告示のまま)。

技術・技法
  • 1「紋糊置き」は、次のいずれかの技術又は技法によること。
  • (1)浸染にあっては、「紋当網」を用いて紋型紙の両面貼りあわせをすること。
  • (2)引染にあっては、紋型紙及び「紙筒」を用いること。
  • 2 染色は、次のいずれかの技術又は技法によること。
  • (1)浸染にあっては、紅又は藍の下染をした後、本染をすること。
  • (2)引染にあっては、次のいずれかによること。
  • イ「三ッ引黒」による場合は、藍の下染をした後、植物性染料を主染料とし、これと媒染染料等により、それぞれ2回以上の引染をすること。
  • ロ「とろ引黒」による場合は、紅又は藍の下染をした後、「とろ引染」をすること。
  • 3 紋上絵をする場合は、手描き又は紋彫刻をした型紙を用いる刷り込みによること。
原材料
  • 生地は、絹織物とすること。

条件に出てくる言葉の意味

手摺り込み
はけなどで、染料を糸や布に直接すり込んで染めること。
型紙
模様を彫った紙。和紙を柿渋ではり合わせて、丈夫にしたものが使われます。
媒染
染料を布に定着させて色を出すため、金属分などを含む液(媒染剤)にひたすこと。
植物性染料
草木の根・樹皮・葉などからとった染料。
浸染
染料の液に、糸や布をひたして染める方法。
引染
はけで、布の表面に染料を引いて地色を染める方法。
※染織の一般的な説明です。品目ごとの細かな技法は産地組合にお問い合わせください。

名古屋黒紋付染の特徴

家紋を描き入れた時の紋の染際をきれいに染め上げるため、浸染(しんせん)では初めから家紋の形の紋型紙を使用します。

手元の名古屋黒紋付染を確かめるには

反物の端やたとう紙の中に、証紙が残っていないか探してみてください(証紙の見つけ方)。産地について確かめたいときは、産地組合の名古屋友禅黒紋付協同組合連合会に問い合わせる方法もあります。

同じ産地の品目は愛知県の伝統的工芸品(3品目)から探せます。たとえば有松・鳴海絞名古屋友禅

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