有松・鳴海絞とは|見分け方・産地・売る前に確かめたいこと

有松・鳴海絞とは 産地と品目から調べる

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有松・鳴海絞(ありまつ・なるみしぼり)は、愛知県でつくられる染色品です。主要製造地域は名古屋市、岡崎市、半田市、刈谷市、知多半島他。昭和50年9月4日に伝統的工芸品に指定され、主な製品は着物地、羽織、浴衣(ゆかた)です。

呉服店の店内
呉服店の店内 写真:Asturio Cantabrio(CC BY-SA 4.0、ウィキメディア・コモンズ)
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有松・鳴海絞と名乗れる条件

経済産業大臣の告示で決められた、伝統的工芸品の条件です(文言は告示のまま)。

技術・技法
  • 1 縫絞にあっては、次の技術又は技法によること。
  • (1)下絵には、青花等を用いること。
  • (2)くくりは、平縫い、山縫い又は巻縫いによること。この場合において、くくり部分は、均一に引き締めをすること。
  • 2 巻上絞にあっては、次の技術又は技法によること。
  • (1)下絵には、青花等を用いること。
  • (2)くくりは、平縫いにより引き締めをした後、「巻上げ」をすること。
  • 3 皮巻絞にあっては、次の技術又は技法によること。
  • (1)下絵には、青花等を用いること。
  • (2)くくりは、平縫いにより引き締めをした後、防染部分に「皮包み」及び「巻上げ」をすること。
  • 4 三浦絞にあっては、次の技術又は技法によること。
  • くくりは、三浦絞台を用いて、1回糸巻きをした後、引き締めをすること。
  • 5 鹿の子絞にあっては、次の技術又は技法によること。
  • (1)下絵には、青花等を用いること。
  • (2)くくりは、鹿の子絞台を用いて、2回以上7回以下糸巻きをした後、引き締めをすること。
  • 6 手筋絞にあっては、次の技術又は技法によること。
  • (1)筋加工は、手筋絞台を用いて、生地に縦方向の折り目を付けた後、掛け糸巻きをすること。
  • (2)くくりは、「竜巻加工」によること。
  • 7 蜘蛛絞にあっては、次の技術又は技法によること。
  • くくりは、蜘蛛絞台を用いて、「ひだ取り」部分の根元から「巻上げ」をすること。
  • 8 板締絞にあっては、次の技術又は技法によること。
  • (1)「板締め」は、生地を縦方向に三角形又は四角形に折り重ねること。
  • (2)型紙は、三角形又は四角形のものとし、糸を用いて固定すること。
  • 9 箱染絞にあっては、次の技術又は技法によること。
  • 箱詰めは、「ひだ取り」をした後、糸を用いて箱染絞木箱に固定すること。
  • 10 嵐絞にあっては、次の技術又は技法によること。
  • くくりは、「嵐棒」及び「ためし」を用いて「糸掛け」をすること。
  • 11 村雲絞にあっては、次の技術又は技法によること。
  • くくりは、袋帯状に平縫いをした後、村雲絞台を用いて、「ひだ取り」をすること。
原材料
  • 1 生地は、絹織物又は綿織物とすること。
  • 2 くくり糸は、綿糸、絹糸又は麻糸とすること。

条件に出てくる言葉の意味

手くくり
糸の染めたくない部分を、ひもなどで手で巻いてしばり、染料が入らないようにすること。
板締め
糸や布を、模様を彫った板ではさんで締め、染まらない部分をつくる方法。
型紙
模様を彫った紙。和紙を柿渋ではり合わせて、丈夫にしたものが使われます。
防染
染料が入らないようにする工夫。のりを置く、糸でしばる、板で締めるなどの方法があります。
絞り
布をつまんで糸でくくり、その部分が染まらないようにして模様を出す染め方。
※染織の一般的な説明です。品目ごとの細かな技法は産地組合にお問い合わせください。

有松・鳴海絞の特徴

木綿絞の代表産地で、絞の技法は100種にも及び、多彩な文様が表現されています。

手元の有松・鳴海絞を確かめるには

反物の端やたとう紙の中に、証紙が残っていないか探してみてください(証紙の見つけ方)。産地について確かめたいときは、産地組合の愛知県絞工業組合に問い合わせる方法もあります。

同じ産地の品目は愛知県の伝統的工芸品(3品目)から探せます。たとえば名古屋友禅名古屋黒紋付染

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