結城紬と塩沢紬の違い|糸・織り方・産地を公式の条件で比較

結城紬と塩沢紬の違い 産地と品目から調べる

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結城紬塩沢紬は、どちらも経済産業大臣が指定する伝統的工芸品です。名乗るための条件は、それぞれ告示で決められています。その条件を並べて比べます。

小紋(博物館所蔵)
小紋(博物館所蔵)

公式の条件で並べて比べる

項目結城紬塩沢紬
産地(都道府県)茨城県・栃木県新潟県
主要製造地域結城市、下妻市、筑西市、結城郡八千代町 栃木県/小山市、下野市、河内郡上三川町、真岡市南魚沼市
主な製品着物地、帯着物地
指定年月日昭和52年3月30日昭和50年2月17日
原材料(告示)使用する糸は、真綿の手つむぎ糸とすること。使用する糸は、生糸、玉糸又は真綿の手つむぎ糸とすること。
技術・技法(告示)1 次の技術又は技法により製織された織物とすること。
(1)先染め又は先練りの平織りとすること。
(2)製織には「いざり機」を用いること。
2 かすり織物におけるかすり糸の染色法は、「手くくり」によること。
3 「しぼ取り」をする場合には、地糸に使用するよこ糸の「追ねん」及び「湯もみ」によること。
1 次の技術又は技法により製織されたかすり織物とすること。
(1)先染めの平織りとすること。
(2)たて糸に使用する糸は生糸又は玉糸とし、よこ糸に使用する糸は真綿の手つむぎ糸とすること。
(3)よこ糸の打ち込みには、「手投杼」を用いること。
2 かすり糸の染色法は、「手くくり」、「手摺り込み」又は「板締め」によること。
産地組合茨城県本場結城紬織物協同組合塩沢織物工業協同組合
※表は横にスクロールできます

比べて分かること

  • 産地:結城紬は茨城県・栃木県、塩沢紬は新潟県。
  • :結城紬は「使用する糸は、真綿の手つむぎ糸とすること。」、塩沢紬は「使用する糸は、生糸、玉糸又は真綿の手つむぎ糸とすること。」。
  • 結城紬の条件にだけ出てくる言葉:いざり機・しぼ・先練り・湯もみ・追ねん
  • 塩沢紬の条件にだけ出てくる言葉:手投杼・手摺り込み・杼(ひ)・板締め・玉糸・生糸
  • 両方に共通する言葉:かすり(絣)・先染め・平織り・手くくり・手つむぎ糸・真綿

違いにかかわる言葉の意味

板締め
糸や布を、模様を彫った板ではさんで締め、染まらない部分をつくる方法。
手摺り込み
はけなどで、染料を糸や布に直接すり込んで染めること。
生糸
繭から引き出したままの絹糸。
玉糸
2匹の蚕が一緒につくった繭(玉繭)から引いた、節のある太めの糸。
先練り
織る前の糸の段階で、生糸の表面のたんぱく質(セリシン)を落として、やわらかくすること。
杼(ひ)
よこ糸を巻いて、たて糸の間に通すための、舟の形をした道具。
手投杼
杼を、手で左右に投げ入れて織る方法。
いざり機
腰に当てた帯で、たて糸の張りを調整しながら織る、古い形の手織り機(地機とも呼ばれます)。
湯もみ
織り上げた布を湯の中でもみ、布の表面に細かな凹凸(しぼ)を出すこと。
しぼ
布の表面の細かな凹凸。ちりめんや縮(ちぢみ)などに見られます。
追ねん
糸に、さらに撚り(ねじり)を加えること。
※染織の一般的な説明です。品目ごとの細かな技法は産地組合にお問い合わせください。
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結城紬の中古の販売価格(楽天市場の62件)の中央値は55,440円でした(買取価格ではありません)。

塩沢紬の中古の販売価格(楽天市場の43件)の中央値は30,800円でした(買取価格ではありません)。

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