十日町明石ちぢみとは|見分け方・産地・売る前に確かめたいこと

十日町明石ちぢみとは 産地と品目から調べる

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十日町明石ちぢみ(とおかまちあかしちぢみ)は、新潟県でつくられる織物です。主要製造地域は十日町市。昭和57年11月1日に伝統的工芸品に指定され、主な製品は着物地です。

呉服店の店先に並ぶ着物
呉服店の店先に並ぶ着物 写真:Mr.ちゅらさん(CC BY-SA 4.0、ウィキメディア・コモンズ)
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十日町明石ちぢみと名乗れる条件

経済産業大臣の告示で決められた、伝統的工芸品の条件です(文言は告示のまま)。

技術・技法
  • 1 絣織にあっては、次の技術又は技法により製織されたしぼ出し織物とすること。
  • (1)先染めの平織りとすること。
  • (2)かすり糸は、たて糸及びよこ糸又はよこ糸に使用すること。
  • (3)かすり糸の、かすりを手作業により柄合わせし、かすり模様を織り出すこと。
  • (4)かすり糸の染色法は、手作業による「くびり」又は「摺り込み」によること。
  • 2 縞織、格子織及び色無地にあっては、次の技術又は技法により製織されたしぼ出し織物とすること。先染めの平織、綾織、朱子織、又はこれらの変化織とすること。
  • 3 しぼ出し織物に用いる地よこ糸は、「明石緯」を使用すること。「明石緯」に使用する糸は、「八丁式撚糸機」により下撚りをした後、布のり、わらびのりその他の植物性糊料を手作業によりもみ込むこと。
  • 4 しぼ出しは、「湯もみ」によること。
原材料
  • 使用する糸は、生糸若しくは玉糸又はこれらと同等の材質を有する絹糸とすること。

条件に出てくる言葉の意味

先染め
糸を先に染めてから織る方法。織り上がった布を染める方法(後染め)と区別されます。
平織り
たて糸とよこ糸を1本ずつ交互に交差させる、いちばん基本的な織り方。
綾織り
糸の交わる点が斜めに並び、布の表に斜めの筋が出る織り方。
朱子織り
糸の交わる点を少なくして、表面になめらかなつやを出す織り方。
かすり(絣)
糸の一部を染め分けておき、織り上げたときに模様が浮かび上がるようにした織物。
手くくり
糸の染めたくない部分を、ひもなどで手で巻いてしばり、染料が入らないようにすること。
柄合わせ
絣の模様がずれないよう、織りながら糸の位置を合わせること。
手摺り込み
はけなどで、染料を糸や布に直接すり込んで染めること。
生糸
繭から引き出したままの絹糸。
玉糸
2匹の蚕が一緒につくった繭(玉繭)から引いた、節のある太めの糸。
湯もみ
織り上げた布を湯の中でもみ、布の表面に細かな凹凸(しぼ)を出すこと。
しぼ
布の表面の細かな凹凸。ちりめんや縮(ちぢみ)などに見られます。
※染織の一般的な説明です。品目ごとの細かな技法は産地組合にお問い合わせください。

十日町明石ちぢみの特徴

戦前まで、独特な清涼感を持った優雅な夏の着物の代表として、一世を風靡しました。
帯の展示
帯の展示 写真:Bruno Cordioli from Milano, Italy(CC BY 2.0、ウィキメディア・コモンズ)

手元の十日町明石ちぢみを確かめるには

反物の端やたとう紙の中に、証紙が残っていないか探してみてください(証紙の見つけ方)。産地について確かめたいときは、産地組合の十日町織物工業協同組合に問い合わせる方法もあります。

同じ産地の品目は新潟県の伝統的工芸品(7品目)から探せます。たとえば羽越しな布、塩沢紬。

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