琉球絣と久米島紬の違い|糸・織り方・産地を公式の条件で比較

琉球絣と久米島紬の違い 産地と品目から調べる

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琉球絣と久米島紬は、どちらも経済産業大臣が指定する伝統的工芸品です。名乗るための条件は、それぞれ告示で決められています。その条件を並べて比べます。

博物館に並ぶ着物
博物館に並ぶ着物 写真:Savannah Rivka(CC BY-SA 4.0、ウィキメディア・コモンズ)

公式の条件で並べて比べる

項目琉球絣久米島紬
産地(都道府県)沖縄県沖縄県
主要製造地域那覇市、島尻郡八重瀬町、島尻郡南風原町島尻郡久米島町
主な製品着物地着物地、洋装、帯、テーブルクロス、のれん、小物類
指定年月日昭和58年4月27日昭和50年2月17日
原材料(告示)使用する糸は、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸、綿糸又は麻糸とすること。使用する糸は、生糸又は真綿の手つむぎ糸とすること。
技術・技法(告示)1 次の技術又は技法により製織されたかすり織物とすること。
(1)先染めの平織りとすること。
(2)よこ糸の打ち込みには、「手投杼」を用いること。
2 かすり糸の染色法は、「絵図」、「真芯」、「手くくり」又は「手摺り込み」によること。
1 次の技術又は技法により製織されたかすり織物とすること。
(1)先染めの平織りとすること。
(2)たて糸に使用する糸は生糸とし、よこ糸に使用する糸は真綿の手つむぎ糸とすること。
(3)よこ糸の打ち込みには、「手投杼」を用いること。
2 かすり糸の染色法は、「手くくり」によること。この場合において、染料はサルトリイバラ、シャリンバイ等を原料とする植物性染料とし、媒染剤は泥土又は明ばんとすること。
産地組合琉球絣事業協同組合久米島紬事業協同組合
※表は横にスクロールできます

比べて分かること

  • 糸:琉球絣は「使用する糸は、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸、綿糸又は麻糸とすること。」、久米島紬は「使用する糸は、生糸又は真綿の手つむぎ糸とすること。」。
  • 琉球絣の条件にだけ出てくる言葉:手摺り込み・玉糸
  • 久米島紬の条件にだけ出てくる言葉:媒染・手つむぎ糸・植物性染料
  • 両方に共通する言葉:かすり(絣)・先染め・平織り・手くくり・手投杼・杼(ひ)・生糸・真綿

違いにかかわる言葉の意味

手摺り込み
はけなどで、染料を糸や布に直接すり込んで染めること。
玉糸
2匹の蚕が一緒につくった繭(玉繭)から引いた、節のある太めの糸。
手つむぎ糸
真綿などから、手で少しずつ引き出してよりをかけた糸。
媒染
染料を布に定着させて色を出すため、金属分などを含む液(媒染剤)にひたすこと。
植物性染料
草木の根・樹皮・葉などからとった染料。
※染織の一般的な説明です。品目ごとの細かな技法は産地組合にお問い合わせください。
松と波の文様の着物(ハリリ・コレクション)
松と波の文様の着物(ハリリ・コレクション) 写真:Khalili Collections(CC BY-SA 4.0、ウィキメディア・コモンズ)
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