西陣織の買取相場と見分け方|中古54件の価格と指定条件

西陣織の買取相場と見分け方 産地と品目から調べる

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西陣織(にしじんおり)は、京都府でつくられる織物です。主要製造地域は京都市、宇治市、亀岡市、城陽市、長岡京市他。昭和51年2月26日に伝統的工芸品に指定され、主な製品は着物地、金襴(きんらん)、裂地、緞帳(どんちょう)です。

博物館に展示された着物
博物館に展示された着物 写真:Savannah Rivka(CC BY-SA 4.0、ウィキメディア・コモンズ)
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西陣織と名乗れる条件

経済産業大臣の告示で決められた、伝統的工芸品の条件です(文言は告示のまま)。

技術・技法
  • 1 綴にあっては、次の技術又は技法により製織されたつづれ織物とすること。
  • (1)先染めの平織りとすること。
  • (2)よこ糸(模様部分を除く。)は、「手投杼」を用いて筬に対し斜めに打ち込み、筬打ちをすること。
  • (3)模様の有るものにあっては、模様部分のよこ糸は、「小杼」を用いて筬に対し斜めに打ち込みをした後、爪先又は「筋立」を用いて筬に対し平行に掻き寄せること。
  • 2 錦にあっては、次のいずれかによること。
  • (1)経錦にあっては、次の技術又は技法により製織された紋織物とすること。
  • イ 「ジャカード機」を用いる先染めの平織り又は綾織りとすること。
  • ロ たて糸は、3色以上とし、3本以上の男巻から引き出し一群とした後、手作業により筬羽一羽ごとに引き込むこと。
  • ハ よこ糸は、「かげぬき」と「地よこ糸」とを交互に打ち込むこと。この場合において、よこ糸の密度は、1センチメートル間40本以上とすること。
  • ニ 紋は、たて糸で表わすこと。
  • (2)緯錦にあっては、次の技術又は技法により製織された紋織物とすること。
  • イ 「ジャカード機」を用いる先染め又は先練りの綾織り又は平織りの変化織りとすること。
  • ロ 製織には、「手投杼」、「引杼」若しくは「八丁以上の杼」、6枚以上の「伏せ綜絖」又は「引箔装置」を用いること。
  • ハ 紋は、よこ糸で表わすこと。この場合において、八丁以上の杼を用いて製織するものは、「縫取り紋」をすること。
  • 3 緞子にあっては、次の技術又は技法により製織された紋織物とすること。
  • (1)「ジャカード機」を用いる先染め又は先練りの朱子織りとすること。
  • (2)製織には、「手投杼」、「引杼」若しくは「八丁以上の杼」、10枚以上の「伏せ綜絖」又は「引箔装置」を用いること。
  • (3)紋は、「地上げ紋」及び「縫取り紋」とすること。
  • 4 朱珍にあっては、次の技術又は技法により製織された紋織物とすること。
  • (1)「ジャカード機」を用いる先染めの朱子織りとすること。
  • (2) 製織には、「手投杼」、「引杼」若しくは「八丁以上の杼」、6枚以上の「伏せ綜絖」、又は「引箔装置」を用いること。
  • (3) 紋は、よこ糸で表すこと。この場合において、「八丁以上の杼」を用いて製織するものは、「縫取り紋」をすること。
  • 5 紹巴にあっては、次の技術又は技法により製織された紋織物とすること。
  • (1)「ジャカード機」を用いる先染めの綾織り、朱子織り又は平織りの変化織りとすること。
  • (2) 製織には、「手投杼」、「引杼」又は「両松葉杼」を用いること。
  • (3) 紋は、「地上げ紋」とすること。
  • 6 風通にあっては、次の技術又は技法により製織された紋織物とすること。
  • (1)「ジャカード機」を用いる先染め又は先練りの二重織りとすること。
  • (2) 製織は、織物の表裏が転換するように2色以上のたて糸及び2色以上のよこ糸を用いて経緯二重織りをすること。
  • (3)「縫取り紋」をすること。
  • (4) たて糸の密度は1センチメートル間120本以上とし、よこ糸の密度は1センチメートル間40本以上とすること。
  • 7 綟り織にあっては、次の技術又は技法により製織された搦み織物とすること。
  • (1)「ジャカード機」を用いる搦み織りとすること。
  • (2) 製織には、「手投杼」若しくは「引杼」、「紋振い」又は「変り筬」を用いること。
  • 8 ビロードにあっては、次の技術又は技法により製織されたパイル織物とすること。
  • (1)先染め又は先練りのたてパイル織りとすること。
  • (2) パイルは、「パイル用針金」を手作業により筬に対し平行にさし入れて形成すること。
  • 9 本しぼ織にあっては、次の技術又は技法により製織されたしぼ出し織物とすること。
  • (1)先染め又は先練りの平織り又は二重織りとすること。
  • (2)お召糸に使用する糸は、下よりをした後、米のりその他の植物性糊料を手作業によりもみ込むこと。
  • (3)お召糸のねん糸には、八丁式ねん糸機を用いること。
  • (4)しぼ出しは、「湯もみ」によること。
  • (5)たて糸の密度は、1センチメートル間100本以上とすること。
  • 10 絣織にあっては、次の技術又は技法により製織されたかすり織物とすること。
  • (1)先染めの平織り又は朱子織りとすること。
  • (2)かすり糸は、たて糸又はたて糸及びよこ糸に使用すること。
  • (3)たてがすりにあっては、男巻から送り出されるかすり糸のかすり模様を手作業により柄合わせし、かすり模様を織り出すこと。
  • (4)たてよこがすりにあっては、たて糸のかすりとよこ糸のかすりとを手作業により柄合わせし、かすり模様を織り出すこと。
  • (5)かすり糸の染色法は、「手くくり」、「手摺り込み」又は「板締め」によること。
  • 11 紬にあっては、次の技術又は技法により製織された無地織物、紋織物又はしま織物若しくはこれに類する織物とすること。
  • (1)先染めの平織りとすること。
  • (2)よこ糸の打ち込みには、「手投杼」又は「引杼」を用いること。
  • (3)たて糸に使用する糸は生糸又は真綿のつむぎ糸とし、よこ糸に使用する糸は玉糸又は真綿のつむぎ糸とすること。
原材料
  • 1 使用する糸は、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸若しくはこれらと同等の材質を有する絹糸、綿糸、麻糸又は金糸若しくは銀糸とすること。
  • 2 使用する箔は、金箔、銀箔若しくはうるし箔又はこれらと同等の効用を有するものとすること。

条件に出てくる言葉の意味

先染め
糸を先に染めてから織る方法。織り上がった布を染める方法(後染め)と区別されます。
平織り
たて糸とよこ糸を1本ずつ交互に交差させる、いちばん基本的な織り方。
綾織り
糸の交わる点が斜めに並び、布の表に斜めの筋が出る織り方。
朱子織り
糸の交わる点を少なくして、表面になめらかなつやを出す織り方。
紋織物
織り方を変えることで、模様を織り出した織物。
かすり(絣)
糸の一部を染め分けておき、織り上げたときに模様が浮かび上がるようにした織物。
手くくり
糸の染めたくない部分を、ひもなどで手で巻いてしばり、染料が入らないようにすること。
板締め
糸や布を、模様を彫った板ではさんで締め、染まらない部分をつくる方法。
柄合わせ
絣の模様がずれないよう、織りながら糸の位置を合わせること。
手摺り込み
はけなどで、染料を糸や布に直接すり込んで染めること。
生糸
繭から引き出したままの絹糸。
玉糸
2匹の蚕が一緒につくった繭(玉繭)から引いた、節のある太めの糸。
真綿
繭を煮てやわらかくし、引き伸ばして綿のようにしたもの。
先練り
織る前の糸の段階で、生糸の表面のたんぱく質(セリシン)を落として、やわらかくすること。
杼(ひ)
よこ糸を巻いて、たて糸の間に通すための、舟の形をした道具。
手投杼
杼を、手で左右に投げ入れて織る方法。
引杼
ひもを引いて、杼を左右に走らせる仕組み。
筬(おさ)
たて糸の間隔をそろえ、通したよこ糸を打ち込む、くしのような道具。
ジャカード機
穴をあけた紋紙などで、たて糸の上げ下げを操って模様を織り出す機械。
湯もみ
織り上げた布を湯の中でもみ、布の表面に細かな凹凸(しぼ)を出すこと。
しぼ
布の表面の細かな凹凸。ちりめんや縮(ちぢみ)などに見られます。
縫取り紋
模様の部分だけに色糸を織り込んで表した紋(模様)。
綴(つづれ)
よこ糸を爪などでかき寄せながら、模様を織り出す織り方。
錦(にしき)
色糸を使って模様を織り出した、はなやかな織物。
※染織の一般的な説明です。品目ごとの細かな技法は産地組合にお問い合わせください。

西陣織の特徴

西陣織の特徴は、「多くの品種を少量ずつ作る方式をもととした、先染めの紋織物」にあります。

中古の西陣織の販売価格(2026年9月18日時点・楽天市場54件)

※買取価格ではなく販売価格です。一般に買取価格はこれより低くなります。帯の出品を集計しています(西陣織の着物は含みません)。11店の出品の真ん中(中央値)は25,685円、真ん中の半分は19,800円〜39,585円でした。

値段の帯出品の数割合
5,000〜9,999円1件
10,000〜19,999円21件
20,000〜49,999円25件
50,000〜99,999円7件

商品名に「証紙」とある出品(8件)の中央値は27,300円、ない出品(46件)は25,685円で、証紙の有無でほとんど差がありませんでした。

商品名によく出てくる言葉と、その出品の中央値

言葉出品の数中央値
六通18件19,800円
美品13件19,800円
証紙8件27,300円
8件25,300円
未使用8件24,200円
唐織6件19,800円

※商品名に書かれている言葉で分けただけで、その言葉が値段を決めているとは限りません。

出品の例商品名(一部)
13,800円【 中古 】 袋帯 中古 リサイクル 正絹 金 西陣織 唐織 引箔 灰色 山吹色 黄色 青 …はつはなづき
26,400円【華紋繋ぎ】 袋帯 【リサイクル】 全通袋帯 金糸 華紋 七宝繋ぎ リバーシブル 全通柄 正…きもの三作
65,780円【中古】 西陣織 袋帯 リサイクル 正絹 未仕立て メガネ証紙 カジュアル レディース ブラ…ビスコンティ&きもの忠右衛門
※表は横にスクロールできます

手元の西陣織を確かめるには

反物の端やたとう紙の中に、証紙が残っていないか探してみてください(証紙の見つけ方)。産地について確かめたいときは、産地組合の西陣織工業組合に問い合わせる方法もあります。

同じ産地の品目は京都府の伝統的工芸品(7品目)から探せます。たとえば京くみひも京繍

よくある質問

Q. 西陣織の買取価格はいくらですか?
買取価格は状態・証紙・柄・サイズで1枚ごとに変わります。このページの中古の販売価格(中央値25,685円)は目安で、一般に買取価格はそれより低くなります。実際の金額は査定で確かめてください。
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出典・データの取得日

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